お前は お前で丁度よい 顔も 体も 名前も 姓も
お前にそれは丁度よい 貧も富も親も子も 息子の嫁もその孫も
それは お前に丁度よい 幸も 不幸も よろこびも
悲しみまでも丁度よい
歩いたお前の人生は 悪くもなければ 良くもない
お前にとって丁度よい
地獄へゆこうと 極楽にゆこうと 行ったところが丁度よい
うぬぼれる要もなく 卑下する要もない
上もなければ 下もない 死ぬ月日さえも丁度よい
仏様と二人連の人生 丁度よくないはずがない
丁度よいのだと 聞こえた時 憶念の信が生まれます
南無阿弥陀仏 (石川県 常讃寺坊守 藤場美津路)