神社の魔除 (写壇太陽撮影会にて)

(左)三囲(みめぐり)神社の石狐
現在の社殿は安政年間の建築で 600年ほど前の文和年間 近江国三井寺の僧侶源慶が東国を巡礼していた途中 隅田川のほとり 牛嶋をとおりかかると 荒れ果てた小屋を見つけた 農夫にその由来を尋ねると 弘法大師ご創建の由緒ある祠であると聞いた 源慶は そのさまを深く悲しみ 自ら再建をしようと着手し 地面を掘ったところ 白狐にまたがった神像が納められた壷が出てきた そのとき どこともなく 白狐が現れ 神像のまわりを三度巡って消え去った この故事から「みめぐり」の名が起こったと伝えられている
神社の魔除 (写壇太陽撮影会にて)_a0023315_1963598.jpg神社の魔除 (写壇太陽撮影会にて)_a0023315_2129270.jpg













(右)牛嶋神社の石造神牛 安政6年(1859年)銘の神牛で狛犬にかわって奉納された魔よけの牛で 表情もけわしい安山岩製 珍しい文化財です
by kiyonoriID | 2007-03-24 19:20 | スナップ | Comments(0)
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